外国人採用でGoogleしごと検索に対応するには?JobPosting構造化データと求人ページ設計

結論

外国人採用でGoogleしごと検索に対応するには、JobPosting構造化データを入れるだけでなく、職種別求人ページ、仕事内容、勤務地、給与、雇用形態、勤務時間、応募方法、在留資格確認の導線を整えることが重要です。

Googleしごと検索は、求職者がGoogle検索上で求人情報を見つけやすくする仕組みです。求人ページにJobPosting構造化データを追加することで、Google検索結果上の求人向け表示に掲載される可能性があります。

ただし、構造化データを入れれば必ず掲載されるわけではありません。Googleのガイドラインに沿い、求人ページ自体の情報が正確で、求職者にとって有益であることが重要です。

外国人採用では、通常の求人情報に加えて、在留資格確認、必要な日本語力、住居支援、生活支援、応募から入社までの流れもわかりやすく伝える必要があります。

前提

外国人材が仕事を探すとき、求人媒体だけでなくGoogle検索を使うことがあります。

たとえば、次のような検索です。

外国人 採用 介護 求人。
特定技能 外食 求人。
外国人 ドライバー 求人。
ベトナム人 製造業 求人。
外国人 採用サイト。
特定技能 求人 日本。

このとき、自社の求人ページが検索結果に表示されやすい状態になっていれば、直接応募の可能性が高まります。

外国人採用で人材紹介に頼りすぎないためには、自社の求人ページを検索から見つけてもらえる状態にすることが重要です。

JobPosting構造化データとは

JobPosting構造化データとは、求人ページの情報を検索エンジンに伝えるためのマークアップです。

求人ページに、職種名、仕事内容、雇用形態、勤務地、給与、掲載日、応募期限、企業名などを構造化して記述します。

これにより、Googleが求人情報を理解しやすくなり、求人向けの検索体験に表示される可能性があります。

ただし、構造化データは求人ページの中身を補助するものです。ページ本文にない情報を構造化データだけに入れたり、実際と違う給与や勤務地を入れたりしてはいけません。

ページ本文と構造化データの内容を一致させることが重要です。

職種別求人ページを作る

Googleしごと検索対応で重要なのは、職種別の求人ページを作ることです。

1ページに複数職種をまとめると、Googleにも求職者にも求人内容が伝わりにくくなります。

職種ごとに、次のようなページを作りましょう。

介護スタッフ求人。
食品製造スタッフ求人。
外食店舗スタッフ求人。
宿泊業スタッフ求人。
ドライバー求人。
清掃スタッフ求人。
建設作業スタッフ求人。

各ページには、1つの職種に対する情報を明確に掲載します。

職種名。
仕事内容。
勤務地。
雇用形態。
給与。
勤務時間。
休日。
応募条件。
必要な日本語力。
在留資格確認。
応募方法。
会社情報。

外国人採用では、職種ごとに必要な日本語力や在留資格確認のポイントが変わるため、職種別ページが特に重要です。

求人ページに必要な情報

Googleしごと検索に対応する求人ページでは、求職者が応募判断できる情報を掲載する必要があります。

基本情報は次の通りです。

職種名。
仕事内容。
会社名。
勤務地。
雇用形態。
給与。
勤務時間。
休日。
応募条件。
掲載日。
応募方法。
問い合わせ先。

外国人採用では、さらに次の情報を追加すると有効です。

現在の在留資格確認。
必要な日本語力。
住居支援。
通勤支援。
生活支援。
入社後研修。
応募から入社までの流れ。
外国人スタッフの受入れ体制。
よくある質問。

求人ページは、検索エンジンのためだけでなく、候補者が安心して応募するためのページです。

在留資格情報の書き方

外国人採用の求人ページでは、在留資格に関する情報を丁寧に書く必要があります。

ただし、「このビザなら必ず働けます」と断定するのは避けるべきです。在留資格と業務内容の整合性は個別事情によって変わるためです。

求人ページでは、次のように書くとよいでしょう。

応募時に現在の在留資格を確認します。
在留期限を確認します。
仕事内容と在留資格が合っているか確認します。
必要に応じて専門家へ確認します。
特定技能の場合は、分野や試験状況を確認します。
留学生の場合は、資格外活動許可と勤務時間を確認します。

このように書くことで、候補者に安心感を与えながら、企業側も正確な確認ができます。

必要な日本語力を明確にする

外国人採用の求人ページでは、必要な日本語力を具体的に書きましょう。

「日本語ができる方」だけでは曖昧です。

業務ごとに、次のように書きます。

お客様に挨拶できる。
作業指示を理解できる。
わからないことを質問できる。
体調不良を伝えられる。
事故やトラブルを報告できる。
簡単な記録を読める。
電話対応が必要。
日本語での接客が必要。

日本語能力試験のレベルを目安として書く場合でも、実際の仕事で使う日本語を併記することが重要です。

外国人材にとって、どの程度の日本語が求められるのかがわかる求人は応募しやすくなります。

応募導線を明確にする

Googleしごと検索から求人ページに来た候補者が、すぐに応募できる導線を用意しましょう。

求人ページには、応募ボタンをわかりやすく配置します。

応募フォームでは、次の項目を確認します。

名前。
連絡先。
希望職種。
現在の在留資格。
在留期限。
日本語力。
勤務開始希望日。
働ける時間。
住居支援の希望。
質問・相談。

応募フォームが長すぎると離脱されます。最初に必要な情報だけを聞き、詳細は面接前後に確認する設計が有効です。

応募後には、自動返信で次の流れを伝えましょう。

構造化データで注意すること

JobPosting構造化データでは、ページ本文と同じ情報を正しく記述することが重要です。

注意すべき点は次の通りです。

実在する求人だけを掲載する。
募集終了した求人は更新または削除する。
給与や勤務地を正確に書く。
職種名を過度に長くしない。
ページ本文と構造化データを一致させる。
応募方法を明確にする。
noindexやrobots.txtでブロックしない。
ガイドラインに反する情報を入れない。

外国人採用では、職種名にキーワードを詰め込みすぎるのも避けるべきです。

「外国人歓迎・特定技能歓迎・高給与・寮あり・未経験OK・介護スタッフ」のように詰め込むよりも、正確な職種名と本文内の詳しい説明で伝える方が自然です。

多言語ページとの関係

外国人採用では、多言語ページを作ることもあります。

その場合、日本語ページ、英語ページ、ベトナム語ページなどを言語別URLで分けると管理しやすくなります。

たとえば、次のような形です。

/articles または /jobs
/en/jobs
/vi/jobs
/id/jobs
/ne/jobs

多言語求人ページでは、翻訳の正確性に注意しましょう。給与、在留資格、労働条件、安全情報の誤訳はトラブルにつながります。

また、Googleしごと検索対応を行う場合は、各言語ページの内容と構造化データの整合性を確認する必要があります。

よくある失敗

Googleしごと検索対応でよくある失敗は、構造化データだけを入れて、求人ページの中身を整えないことです。

求人ページに必要情報が不足していれば、候補者は応募判断できません。

次に多い失敗は、複数職種を1ページにまとめることです。職種ごとの仕事内容、勤務地、給与、勤務時間が異なる場合は、ページを分けるべきです。

また、募集終了後も古い求人を残し続けることも問題です。求人情報は定期的に更新しましょう。

注意点

Googleしごと検索への対応は、掲載を保証するものではありません。JobPosting構造化データを追加しても、Googleの判断やガイドラインにより表示されない場合があります。

企業ができることは、ガイドラインに沿った求人ページを作り、正確な情報を掲載し、応募しやすい導線を整えることです。

外国人採用では、検索表示だけでなく、応募後の在留資格確認、面接、入社前チェック、定着支援まで設計することが重要です。

判断基準

Googleしごと検索対応を検討すべき企業は、次のような企業です。

自社採用サイトから応募を増やしたい。
求人媒体や人材紹介に頼りすぎている。
職種別求人ページがある。
外国人材の直接応募を増やしたい。
求人ページの情報を整理したい。
応募フォームを改善したい。
採用管理システムと連携したい。
多言語求人ページを運用したい。

まとめ

外国人採用でGoogleしごと検索に対応するには、JobPosting構造化データを入れるだけでなく、職種別求人ページ、仕事内容、勤務地、給与、雇用形態、勤務時間、応募方法、在留資格確認の導線を整えることが重要です。

Googleしごと検索対応は、外国人採用の入口を広げる施策です。しかし、本当に重要なのは、求人ページを見た候補者が安心して応募できることです。

次にやるべきこと

まず、自社の求人ページが職種別に分かれているか確認しましょう。
次に、仕事内容、勤務地、給与、雇用形態、必要な日本語力、在留資格確認、応募フォームを整理します。
そのうえで、JobPosting構造化データを実装し、外国人採用サイトと採用管理システムを連携させてください。